現代の名工・上柳博美が、豊かな時間を演出します。
17世紀フランス、ロココ様式の時代から、200年以上受け継がれてきた伝統の技があります。
この技法で製作された椅子は体に心地よく、アンティークと呼ばれるようになるほどの年月を
経てなお、使用に耐えうるほどの耐久性をも持っています。
機械技術が発展し、より精密で正確な作業が可能になったはずの現代でさえ、かなわない技術…。
その秘密を簡単にご紹介しましょう!
![]() 下拵え そく土手 仕上げ |
■下拵え■ @左の写真が一番最初の状態。 まずは、この椅子枠に紙やすりをかけ、塗装をします。 A麻糸を綾織にしたテープをあじろに編んで、 椅子枠の座の部分に固定します。 その上にバネを並べ、蝋引きしたバネ糸(麻糸)で からげて止めます。 Aヘシャン(麻布)をかぶせ、 詰め物として天然素材をのせます。 ![]() ![]() バネは椅子の大きさやご予算に合わせて種類を変えます。 写真左は「五(いつ)巻き」右は「六(む)巻き」と呼ばれるもので、 巻きの数が違います。 ちょっと目を凝らして数えてみてください! ![]() 天然素材は、馬毛や椰子の繊維を細く強く縄状に捩り、2週間ほど高温の蒸気や熱線に あててカールさせたものをほぐして、クッション性を 加えたものを使用します。 写真左が椰子の繊維(ヤシファイバー)右は馬毛。 下に写っているのが、ほぐす前の縄状のものです。 |
■そく土手■ B天然素材の上にさらにヘシャン(麻布)をかぶせ、反り針や五寸針を使って縁をつくるように何段も縫い、 「そく土手」を型作ります。 特殊技能を身につけ、熟練した職人にしか成し得ない この技。 現在では、特別注文の場合のみ、 数少なく製作されている技法なのです。 ![]() 右の写真は そく土手(座の部分) の拡大と反り針。 |
■仕上げ■ Cそく土手の上にさらに天然素材をのせて形を整え下張りをします。 Dさらに綿をのせてお好みの布で上張りをし、 底にも布を張ります。 ![]() E仕上げにひとつひとつ丁寧に鋲を打って完成です! ちなみに、鋲を使わない仕上げの方法もあります。(下の写真) ![]() |
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■ここがポイント!■
ロココの技法で製作した椅子には、次のような特徴があります。
| @ 腰掛けた時は椅子の内部の空気が抜け、立ち上がった時は逆に空気を吸い込む性質がある。 |
| A 適度に締め付けたバネが反発力を蓄え、しっかり体重を支えてくれるため、長時間座っても疲れない。 |
| B 天然素材にはぬくもりがあり、また磨耗の度合いもホコリも少ないのが特徴。 何十年使ったものでも、張り替えの際にほぐせば再利用が可能で、環境に優しい最高の素材を使用している。 |
当社の椅子のかけ心地、どうぞお試し下さい!
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