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この椅子は約100数十年前にフランスでつくられた椅子です。
現在まで張り替えを行った形跡はなく、今回が初めてのようです。
この椅子は補助的な目的でしたのでそれほど痛んでいませんでしたが、アームチェアーとラブチェアーに関しては座の底のテープが切れていてバネが露出しておりました。
天然素材を使用していますので、現在でも変わらぬクッション性が保たれています。
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背、座の上張りと、下張りをはがした段階です。
フランスの伝統的な張りの方法、ソク土手です。
ソク土手の上に薄く、詰め物として馬毛が使われておりました。
写真の黒いのが馬毛です。
ソク土手の詰め物は、椰子のファイバーを使用しております。
100数十年使用された椅子の詰め物の馬毛と椰子ファイバーは、まったく現在と変わることのない状態であることから天然素材の素晴らしさをあらためて教えてくれました。
ちょうど良い座り心地になっていますので、詰め物の椰子ファイバーも良くなじんでいます。
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ソク土手をはがした段階です。
詰め物は何ら変わることのない状態でしたが、かぶせとソク土手のヘッシャンは多少、風化しておりました。
そのため、若干のその粉があり、ところどころ切れてました。
しかしながら、写真の通りこの長い年数耐えうるだけの麻の強さを教えられました。
麻糸は蜜蝋を充分染み込ませてある為、老化していない。
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かぶせのヘッシャンをはがした段階です。
バネはどこも折れているものもなく、しっかりとした良いものでした。
というのは、戦時中や戦後につくられた椅子の張り替えを行うとしばしばバネが折れているからです。
このようなちょっとしたことによって、この椅子からおおよその時代背景を教えてもらいます。
バネ糸は台輪の部分がところどころ切れている状態でしたが、
バネとバネとの糸はほとんど切れていませんでした。
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